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2011年3月3日木曜日

「永遠の嘘をついてくれ」   中島みゆきと吉田拓郎 雑感

【今日の一言】
ウソとホントの間を行ったり来たりするのが面白いんですよね。



「永遠の嘘をついてくれ」
中島みゆき作詞作曲の歌を吉田拓郎が歌いました。2006年の拓郎のつま恋コンサートの様子をアップしたユーチューブを紹介しておきますが
僕はこの歌が大好きです。
詩も、メロディーも。


アイチューンストアで購入できますよ。
永遠の嘘をついてくれ (スペシャルゲスト:中島みゆき) - Forever Young Concert in つま恋 2006  (吉田拓郎Ver.)

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人を構成するものを市場で買うと、数百円で間に合うそうです。でも、命が宿り、魂が吹き込まれると、お金では買えない存在になる。
それと同じ、ということではないのですが、
嘘で命が吹きこまれている、というとオーバーなのですが、ただ、嘘にはそんな力があるような気がするのです。

映画や小説などは、どのように上手に嘘を付くか勝負。これは分かりやすいですよね。

マジックもそう。上手に嘘をつかれればつかれるほど、私たちは嬉しくなる、

ちょっと分かりにくい例としては、先日もこのブログで取り上げた大相撲

大相撲はみんなが上手に嘘を共有することによって、独自の世界を作り上げていたんですね。まさに、相撲ファンに取っては、永遠の嘘をついて欲しかったのに、というところでしょうか。

僕は格闘技好きなのですが、
かつてはどの競技というか武道が最強なんだ?という問題があり、
「相撲取りが一番強い」という説は結構みんなが信じてました。
プロレスラー最強説というのもありました。プロレスは作りごとだけど、本気で戦うと一番強い、という話。
極真空手が史上最強だ、という説。
いろいろありましたねえ。
それぞれのファンの人からすれば、永遠の嘘をついてくれ、って感じだったのでしょうね。

K-1からアルティメット系の競技が行われることによって、これらの嘘というか、現実が白日のもとにさらされました。
それはつまり、それぞれの競技の中で強さを競うものである、ということですが、ロマンというかなんか、お酒の席で議論するような雰囲気的なものは
なくなりました。
それでも僕は、全盛期の前田日明最強説を信じていますが……。
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それから、ディズニーランド。

これこそ、上手に嘘を付いている典型でしょう。嘘をつかれる側も、承知で騙される。

だってディズニーマジックという名の嘘がなければ、それほど面白いアトラクションは、意外と少ないですよ。

スペースマウンテンとビッグサンダーマウンテンくらいでしょう、本当に面白いのは。ジャングルクルーズは、ナビゲーターのお兄さんに煽ってもらって作り物の動物に驚き、シンデレラ城の冒険とか、もう、お客サイドの協力、つまり嘘を承知で騙されるところがなければ成立しないですよね。

ただし、ディスニーランドが凄いのは、嘘の付き方が徹底していて、
以前僕がスペースマウンテンに搭乗しようとしていたとき、故障してしまって、宇宙空間と称しているところに照明をつけざるを得なくなりました。そして、乗り物に乗っていた人は、係の人の誘導に従って、歩いて避難しなければならない状況になってしまったのです。
スペースマウンテンにおける上手な嘘が白日のもとにさらされた瞬間、と思ったら、ディズニーランドは、永遠の嘘をつくのです。

「宇宙空間に於いて、異常事態発生。第A地区のパイロットから救助に向かう。救助隊が到着したら、宇宙船から降りて、救助員の支持に従い、脱出せよ」

といった趣旨のアナウンスが流れたのです。
これには僕も驚きました。ここまで徹底しているとは。ディズニーランドは、永遠の嘘を、上手な嘘をついている限り、ファンは増えていくでしょう。

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