お買い物は楽天で

ページ

2011年12月8日木曜日

ヨイトマケの唄  丸山明宏(美輪明宏)  昭和の名曲シリーズ……その5


ヨイトマケの唄  丸山明宏(美輪明宏)  昭和の名曲シリーズ……その5

【今日のひとこと】
不謹慎なようですが、この曲をカラオケで歌うと盛り上がります。

ヨイトマケ、って、知らない人のほうが多いでしょうね。

ヨイトマケというのは、ビルとかを建設するときに、地固めをしますが、昔はたくさんの人で、大きな思い槌を滑車で吊り上げ、それを落として固めていました。
その作業をする人をヨイトマケと呼んでいました。

今はマシンがやるわけですが、当時は日雇い労働者がヨイトマケをやっていたのです。

丸山明宏(美輪明宏)は、女装のシャンソン歌手として当時人気を博していました。銀座の銀巴里で、茶目っ気たっぷりに「メケメケ」など恋愛の歌を歌っていたのです。
その丸山明宏が、飾りを捨て、白いシャツ一枚で、化粧も落として歌ったのが「ヨイトマケの唄」。

これまでのイメージのギャップに、人気は急降下したそうですが、それも一時の現象で、「ヨイトマケの唄」は多くの人に支持されて、国民的な大ヒット曲になりました。

聴いたことが無い方は、ぜひ、一度聴いてみてください。
僕はいつも、「ヨイトマケの唄」を聴くと、無償の愛への感謝という気持ちが、湧き上がってきます。



昔聴いたけど、最近は聴いてないな、という方も、一度、ぜひ聴いてみてください。

1年に4回くらい聴くといいかな、なんて思ったりもします。
しっかりしなきゃ、一所懸命生きなきゃ、という気持ち僕はなります。

「ヨイトマケの唄」の歌詞に、土方、という言葉が出てくるので、ある時期テレビの番組では放送しない、という取り決めがあったらしく、ヒットした後、随分この楽曲を聴くことはありませんでした。しかし、どういうわけか、オッケイになったみたいで(当たり前ですが)、桑田佳祐も、21世紀に残したい楽曲の一つに選びカバーし、「ヨイトマケの唄」が復活したのです。

桑田佳祐が歌う「ヨイトマケの唄」はブルースとロックの中間的なアレンジで、これもかなりいい、というか相当いいです。

最後に付け加えると「ヨイトマケの唄」は歌詞もメロディーも丸山明宏(美輪明宏)のオリジナルで、彼は日本で最初のシンガーソングライターなのです。

2011年12月7日水曜日

ちあきなおみ 「喝采」 昭和の名曲シリーズ その5

ちあきなおみ 「喝采」 昭和の名曲シリーズ その

【今日のひとこと】
美空ひばりが一番恐れていた歌手とも言われています。


ちあきなおみ、というと、コロッケのものまねでしか知らない人が多いのだろうし、それも知らない人も多いでしょうね。

しかし、雰囲気のある歌手でした
きっと歌唱力もあるのだと思います。
でも歌唱力とかどうでもよくて、とにかく雰囲気があるのです。

「喝采」は、そのドラマ仕立ての歌詞が印象的で、メロディーが切なく、しかし聴く人の心をかきたて、編曲や伴奏を奏でる楽器までが心に染み入る、そんな曲です。

歌詞のことを語ると、ネタバレになるので話しませんが、この曲がヒットした当時、内容そのものが、ちあきなおみ本人のことではないのかと話題になりました。

当時は、違うとアナウンスしていましたが、近年になって、実は自分のことだったとカミングアウトしたとかしないとか。

でも、そんなことはどうでもよくて、「喝采」は心にしみる昭和の名曲だと思います。

ちあきなおみの「喝采」は、第14回の日本レコード大賞を獲得しています。当時はまだレコード大賞に権威があり(今はボロボロですが)、これを取ることは、日本の歌謡曲を歌う歌手にとってはとてもすごいことでした。
この年は、小柳ルミ子に「瀬戸の花嫁」という爆発的なヒットをした楽曲があり、TBS以外の民放が取り仕切っていた日本歌謡大賞は実は「瀬戸の花嫁」だったのです。
誰しもが、TBSが取り仕切るレコード大賞も「瀬戸の花嫁」だろうと世間は見ていたのですが、「喝采」に譲ることになったのです。

でもちあきなおみの「喝采」がレコード大賞を獲得したことに対して、日本国民は概ねオッケイを出した、今で言えば「いいね!」を押したような気がします。
当時は本当にレコード大賞は国民的行事だったので、獲得した楽曲や歌手に対して、みんながいろいろ意見をしていたのです。

(「喝采」です。フルコーラスではありませんが)

アップ感謝です。

こちらはレコード?

アップ感謝です。

(こちらは「瀬戸の花嫁」。いい曲かもしれませんが、狙い過ぎですよね)

(「喝采」とこのあと紹介する「黄昏のビギン」収録です)

ちあきなおみ¥ 2,763 (14% OFF)

思えば、ちあきなおみの「喝采」が大賞だったころが、レコード大賞のいい頃の最後のような気がします。
いつも事務所の力が働いて演歌歌手が取る、と言われた時代がありましたし、ピンクレディやウインクが取った頃は、もう、多くの人がレコード大賞は終わった、と心のどこかで思っていたのでしょう。
まず、レコード大賞の権威が落ち、紅白歌合戦も昔ほどの力を無くしていき、昭和の歌は、影響力を失っていくのです。

が、昭和の名曲もあるのです。
ちあきなおみの「喝采」もその一曲。なんとも言えない切ない、そしてエモーショナルな世界を一度体験してみてください。

ちなみに、ちあきなおみが歌った曲で、もともとは水原弘(この人は、「黒い花びら」で第一回レコード大賞を獲得しています)が歌っていた「黄昏のビギン」も昭和の名曲です。
作詞:永六輔、作曲:中村八大。
ゴールデンコンビですね。

聴いてみてくださいね。

2011年12月5日月曜日

忘れてはいけない。自分への戒めのために。 改めて、ずっとウソだった 再び。

斉藤和義は前から好きだったけど

【今日のひとこと】
怒りを鎮めて、冷静に行動する時がきた。

もう忘れてしまいそうだ。

原発や東電、政府や官僚への怒り。

そして怠惰な自分への決別。

これを忘れてしまったら、また政府や官僚や、利権で固まった奴らの言いなりになるんだぜ。
自分で、がんじがらめになるんだぜ。
と自分に言い聞かせる。

忘れてはならない、福島を。

僕の故郷の広島に帰ると
有名な公園の石碑に
「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」
と刻んである。

繰り返さないためには、どうすればいいのか。

先ずは忘れないことだ。
絶対に忘れないことだ。



オリジナルはこれ。iTnuneで購入できます!!
  ⇓


そして、歩いて帰ろう。

オリジナルはこれ。iTnuneで購入できます!!
  ⇓

2011年12月4日日曜日

立川談志の「芝浜」を観た。 凄かった。

「芝浜」で号泣してしまった。

【今日のひとこと】
僕は、チョコレートとカレーとお酒をやめました。

立川談志が亡くなったからというのもあるのですが、
それだけではなく、ちょっと訳あって、立川談志の「芝浜」を観た。


ちょっと、そこまでやんなくって……というところもあるのですが。

まいった。あんな芝浜だったんだ。
あんな芝浜があるんだ……。

談志論をここでやるつもりもないし、落語論を打つ気持ちもないのです。

それでも少しだけ言わせてもらうと、談志は、気持ちが外に出たときにどうなるか
ということから落語を展開しているのでは、と感じました。
だから人物が本当にそこにいるように思えるのです。

とにかく、
ただただ、凄い芝浜だった。

僕は、下げの少し手前で、号泣してしまいました。

2011年12月3日土曜日

服部真澄 鷲の驕り

服部真澄 鷲の驕り

【今日のひとこと】
わしのおごり……広島弁のようだ。

服部真澄を初めて読んだのは「龍の契り」でした。
香港返還をテーマにした壮大なドラマは、厚い本がなのにどんどん読み進んで、残りページがなくなっていくのがさみしかった。


で、今回の「鷲の驕り」も同じ現象が起こりました。

実は服部真澄の「鷲の驕り」は以前読んだ頃がありました。
それは最初に読んですぐ気づきました。

それでも全然面白かった。ストーリー展開はほぼ覚えていましたが、スリル満点、ドキドキハラハラという常套句がまさに似合う面白さ。

ハイテク産業が登場うしますが、その記述が古いのですが、それも気になりません。

マフィアとアメリカ政府とCIAと日本のメーカーと官僚と、あるシンジケートと、そしてフリーのハッカーたちが、何十どもえ戦を繰り広げるのです。

何も考えずに、素敵な時間を過ごすのに、オススメの一冊です。