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2013年6月2日日曜日

ブルースカイ ブルー 西城秀樹  昭和の名曲シリーズ……その7

西城秀樹といえば、YMCA。世界に轟くゲイを賛美する、ヴィレッジ・ピープルのカヴァーソング。
当時、ゲイは日本ではやはりタブーで、秀樹のスタッフは、大反対したという。でも秀樹は「そんなことどうでもいい。この歌でみんなを元気にしたい。できる、この歌で」とプロジェクトを自らが進めたという。さすがである、秀樹でなくても感激だ。
僕はどうやっても、振り付きでYMCAをみんなで歌う様子は、悪い冗談にしか見えないのですが。
そして広島における西城秀樹は、当時その名を出せば泣く子も黙るやんちゃな高校生というイメージ。今でも、僕がたまに行くお好み焼き屋さんは、秀樹の高校の後輩に当たる人がやっているのですが、そこで仲間とサンフレッチェ広島の話をしながら、秀樹の武勇伝もそこに加わる。
秀樹とは、そういう存在なのです。まじに、いい意味で。

さて、僕の中で、西城秀樹といえば……ブルースカイ ブルーなのです。

なぜ、西城秀樹がこんな歌を歌ったのだろう?こんな歌、というのは、ダメな歌、という意味ではありませんよ。このバラードは、僕はとても素敵な楽曲だと思いますし、秀樹の中で僕はナンバーワンソングだと思います。「傷だらけのローラ」もなかなかですが。

ブルースカイ ブルーは不倫の歌。秀樹が、若くて美しい人妻(それも金持ちの家に嫁いだと思われる)に恋に落ちて、別れて、悲しい、という歌なのです。

ギンギンのアイドルが、なぜ、不倫の歌を歌ったのだろう……。シンプルだけど、世界観のある楽曲です。
もう、過去になってしまったならぬ恋に、美しすぎる青空が眩しく、その青空に、もう二度と会えない彼女に「さよなら」と伝えてくれ、という内容。

何だか、いろいろ考えますね、秀樹の当時の状況はどうだったのか、作詞家は……まあ、秀樹にも年上の人との噂はありましたし(人妻ではなかったですけどね)。

まあ、いいや。

人は、恋をするのですよ。純粋に恋をする。ただ、それだけのことですよ。
燃えるような恋は、終わってしまえば、冷めた灰になるのではないのです。
果てのない青空の色に加わるのです。だから青空が美しければ美しいほど、どこかにブルーも秘めているのです。

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