最近というか、ここ数年なのだろうか……。
虚しい気持ちに支配されることがある。原因不明なのか、原因明瞭なのか。
失いはじめたものへの郷愁か、それとも自分の手元にあるものののはかなさなのか。
わからない。
もう、53歳になってしまったよ。今年は54歳。
歳をとることは、切ないものなのだ。
僕が小学生だったときと比べて、残りの人生は少ない。
10代だったときと比べて、20代だったときと比べて……。
いや、昨日と比べたって、今日の僕の残りの人生のほうが、確実に少ない。
後戻りしたい。あの日に戻って、やり直すことができたら、どれだけいいか、と思う。
でも、戻れないのだよ。時間は一方向にしか進まない。不可逆性の権化なのだよ。
それがこの宇宙のかどうかは知らないが、僕をめぐるルールらしい。
つまり、僕は、時間の流れる方向ににしか進めないのだ。
だから、進むしか無い。
時間の流れる方向は、前なのか? 後ろなのか? そもそもそんなものはないのか……。
生きることは、選択の連続だ。今、間違えて、洗濯の連続、と打ってしまって書きなおした。
洗濯の連続も真実だが、選択の連続も真実だろう。
ふとしたことで、選択を間違うことはある。誰もが確信を持ってこちらが間違いないって選べるわけではないだろう。
しかし、その選択で、人の環境は大きく変わってしまう。
環境が変わっても、自分を変えなきゃいい、という人もいるが、まあ、そりゃそうだ。だけど、そこまで僕は強くないんだよ。
ということで、最近、ヤバい時によく聴いている、ケサラ。
もともとはイタリアにオリジナルがあってホセ・フェリシアーノがサンレモ音楽祭で歌っていた。社会活動のテーマソングにもなっているし、いくつかのヴァージョンもあるが、今はこれ。
木村充揮のケサラ。
少し、助かっている。
ああ、それから大西ユカリと彼女の合唱団(大西組)がかっこいい。合唱とは、こういうもんだよね。
木村充揮
ヒップランドミュージック (2006-04-05)
売り上げランキング: 93,642
ヒップランドミュージック (2006-04-05)
売り上げランキング: 93,642
0 件のコメント:
コメントを投稿