お買い物は楽天で

ページ

2011年12月7日水曜日

ちあきなおみ 「喝采」 昭和の名曲シリーズ その5

ちあきなおみ 「喝采」 昭和の名曲シリーズ その

【今日のひとこと】
美空ひばりが一番恐れていた歌手とも言われています。


ちあきなおみ、というと、コロッケのものまねでしか知らない人が多いのだろうし、それも知らない人も多いでしょうね。

しかし、雰囲気のある歌手でした
きっと歌唱力もあるのだと思います。
でも歌唱力とかどうでもよくて、とにかく雰囲気があるのです。

「喝采」は、そのドラマ仕立ての歌詞が印象的で、メロディーが切なく、しかし聴く人の心をかきたて、編曲や伴奏を奏でる楽器までが心に染み入る、そんな曲です。

歌詞のことを語ると、ネタバレになるので話しませんが、この曲がヒットした当時、内容そのものが、ちあきなおみ本人のことではないのかと話題になりました。

当時は、違うとアナウンスしていましたが、近年になって、実は自分のことだったとカミングアウトしたとかしないとか。

でも、そんなことはどうでもよくて、「喝采」は心にしみる昭和の名曲だと思います。

ちあきなおみの「喝采」は、第14回の日本レコード大賞を獲得しています。当時はまだレコード大賞に権威があり(今はボロボロですが)、これを取ることは、日本の歌謡曲を歌う歌手にとってはとてもすごいことでした。
この年は、小柳ルミ子に「瀬戸の花嫁」という爆発的なヒットをした楽曲があり、TBS以外の民放が取り仕切っていた日本歌謡大賞は実は「瀬戸の花嫁」だったのです。
誰しもが、TBSが取り仕切るレコード大賞も「瀬戸の花嫁」だろうと世間は見ていたのですが、「喝采」に譲ることになったのです。

でもちあきなおみの「喝采」がレコード大賞を獲得したことに対して、日本国民は概ねオッケイを出した、今で言えば「いいね!」を押したような気がします。
当時は本当にレコード大賞は国民的行事だったので、獲得した楽曲や歌手に対して、みんながいろいろ意見をしていたのです。

(「喝采」です。フルコーラスではありませんが)

アップ感謝です。

こちらはレコード?

アップ感謝です。

(こちらは「瀬戸の花嫁」。いい曲かもしれませんが、狙い過ぎですよね)

(「喝采」とこのあと紹介する「黄昏のビギン」収録です)

ちあきなおみ¥ 2,763 (14% OFF)

思えば、ちあきなおみの「喝采」が大賞だったころが、レコード大賞のいい頃の最後のような気がします。
いつも事務所の力が働いて演歌歌手が取る、と言われた時代がありましたし、ピンクレディやウインクが取った頃は、もう、多くの人がレコード大賞は終わった、と心のどこかで思っていたのでしょう。
まず、レコード大賞の権威が落ち、紅白歌合戦も昔ほどの力を無くしていき、昭和の歌は、影響力を失っていくのです。

が、昭和の名曲もあるのです。
ちあきなおみの「喝采」もその一曲。なんとも言えない切ない、そしてエモーショナルな世界を一度体験してみてください。

ちなみに、ちあきなおみが歌った曲で、もともとは水原弘(この人は、「黒い花びら」で第一回レコード大賞を獲得しています)が歌っていた「黄昏のビギン」も昭和の名曲です。
作詞:永六輔、作曲:中村八大。
ゴールデンコンビですね。

聴いてみてくださいね。

0 件のコメント:

コメントを投稿