ヨイトマケの唄 丸山明宏(美輪明宏) 昭和の名曲シリーズ……その5
【今日のひとこと】
不謹慎なようですが、この曲をカラオケで歌うと盛り上がります。
ヨイトマケ、って、知らない人のほうが多いでしょうね。
ヨイトマケというのは、ビルとかを建設するときに、地固めをしますが、昔はたくさんの人で、大きな思い槌を滑車で吊り上げ、それを落として固めていました。
その作業をする人をヨイトマケと呼んでいました。
今はマシンがやるわけですが、当時は日雇い労働者がヨイトマケをやっていたのです。
丸山明宏(美輪明宏)は、女装のシャンソン歌手として当時人気を博していました。銀座の銀巴里で、茶目っ気たっぷりに「メケメケ」など恋愛の歌を歌っていたのです。
その丸山明宏が、飾りを捨て、白いシャツ一枚で、化粧も落として歌ったのが「ヨイトマケの唄」。
これまでのイメージのギャップに、人気は急降下したそうですが、それも一時の現象で、「ヨイトマケの唄」は多くの人に支持されて、国民的な大ヒット曲になりました。
聴いたことが無い方は、ぜひ、一度聴いてみてください。
僕はいつも、「ヨイトマケの唄」を聴くと、無償の愛への感謝という気持ちが、湧き上がってきます。
昔聴いたけど、最近は聴いてないな、という方も、一度、ぜひ聴いてみてください。
1年に4回くらい聴くといいかな、なんて思ったりもします。
しっかりしなきゃ、一所懸命生きなきゃ、という気持ち僕はなります。
「ヨイトマケの唄」の歌詞に、土方、という言葉が出てくるので、ある時期テレビの番組では放送しない、という取り決めがあったらしく、ヒットした後、随分この楽曲を聴くことはありませんでした。しかし、どういうわけか、オッケイになったみたいで(当たり前ですが)、桑田佳祐も、21世紀に残したい楽曲の一つに選びカバーし、「ヨイトマケの唄」が復活したのです。
桑田佳祐が歌う「ヨイトマケの唄」はブルースとロックの中間的なアレンジで、これもかなりいい、というか相当いいです。
最後に付け加えると「ヨイトマケの唄」は歌詞もメロディーも丸山明宏(美輪明宏)のオリジナルで、彼は日本で最初のシンガーソングライターなのです。
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