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2011年2月26日土曜日

ドンデン返しとか、先が読めないストーリーが、物語の面白さの一つ。さて、アウトレージを見ました。

【今日の一言】
「単なる、噂ではないのです」



アウトレイジを見ました。
北野武監督の、久々の傑作、と誉れ高い作品です。が……。

確かに緊張感があり、映像もキレイで、ストーリーも面白かったのですが、決定的に何かが足りない。
何だろうな……。


僕は、アウトレイジを見て、ディナーラッシュを思い出しました。理由はわかりません。が、どことなく共通するところがあるような気がして。
ディナーラッシュは、先が読めないストーリーというより、最後に「あっ、こういうことだったんだ」という展開。そこかな、共通点は。

しかし圧倒的に、ディナーラッシュの方が面白かった。プロットから映像から、最後の騙され具合というか、あ、そういう事だったのか感。



ダニー・アイエロ

アウトレイジも見たほうがいいかもしれませんが、ディナーラッシュはお勧め。
とにかく、伏線とその収束。そこにカタルシスがあるのですよね。

だからドンデン返しものは受けるのでしょう。

アウトレイジは、最後が読めてしまったのですよ。結構、読めた人、いるんじゃないでしょうかね。読めたら駄目だというわけではないのですが……。

ドンデン返しの映画の名作といえば、スティングでしょう。

ロバート・レッドフォード¥ 1,050(27% OFF)

アカデミー作品賞までとった、ドンデン返しで有名な作品ですが、僕はこの映画、中学の時にロードショ-で、故郷広島で見た(中学生ですからね)のですが、
実は、スティングも、最後のドンデン返しがわかってしまったのです。
序盤にあるポーカーのくだりは、やられましたが、それが自分の中での予防線になって、どうも、最後のオチというかドンデン返しもわかってしまったのですね。
スティングは、最後が分かってしまっても面白いですが、できれば最後まで騙しきってほしかったです。

で、僕のこれまでの人生史上一番のドンデン返しものをご紹介します。

映画ではなく、小説なのですが、
荻原浩さんの『噂』という小説です。
新潮文庫から出版されています。
荻原 浩¥ 660

本の写真にも
「衝撃のラスト1行に瞠目」
と書いてありますが、本当にこれは、「えええええええええっっっっっっっっっっ!!!!!!」とショックを受けてしまいました。

ドンデン返しの衝撃を受けたかったら、ぜひ、読んでください。

2011年2月19日土曜日

民主党の言動を見ていると、あれだけ嘘ついたら、普通の社会では、クビだし、どの会社からも相手にされないと思う

【今日の一言】
人間であれば、クズ、と呼ばれるか、虚言癖があるから気をつけろと注意される。


民主党のやっていることが、あまりにも酷い。
あのマニフェストって、何だったんだ?

僕はある広告代理店に努めていますが
クライアントに約束したことは最低限守ります。クオリティのよしあしとか、趣味が合う合わないはありますが。
約束が守れないときは、僕は、そのクライアントから、「お前は来なくていいよ」「他の人にして」と言われてしまいます。
つまりクビですね。

もちろんそうならないように、というかそんな約束を破るようなことはしませんよ。当たり前ですよね、社会人として。
最低限の信用でしょう。

しかし、民主党は平気で、選挙の時にした約束を破り、結局、自民党とほぼ近いことをやっているのです。

自民党は、嘘が見え見えだったし、どうせ国民のために政治をやっている人はいないし、自分の既得権をどれだけ守れるかばっかり考えてるし、と思っていたので
こういうもんだよね、自民党は、と思っていたのですが、
民主党は「やってくれるだろう」と思っていただけにショックでした。

エジプトやチュニジアで革命が起きていますが、実は日本も、先の衆議院の選挙の際に、革命が起きた、と思いました。

僕は、戦後、日本は一党独裁だったと考えています。総理大臣は変わったけど、ずっと自民党が政治をしていたのですから。
その政治の目的は、自分やアメリカや土建屋や銀行などの利権を守ること。
官僚はその自民党の利権保守のメカニズムをうまく利用して、自分たちは何の責任もとらず、税金という上がりで、気楽な暮らしをしていたのです。

しかし、やっと、日本に革命が起きた、と思いました。一党独裁が終わったのです。

コンクリートから人へ。民主党が、国民が自由に自分で考えて自分で行動して、日本に住んでいるという喜びと誇りを胸に生きていける国のシステムを作ってくれる、と信じました。

しかし、何だ、菅直人。仙石なんとかとか、もう、ひどすぎる。うそばっか。ごまかしばっか。


俺がクライアントだったら、菅や仙石、岡田も枝野も、即刻クビ。与謝野なんて、「どうしてあんな間違った考えを持った奴を連れてきた?」と出入り禁止にします。

はっきり言って、今の民主党政権、社会人として失格。小学生でも、あんなに嘘ばっかりついて、ごまかしてばっかりいたら、友達できないぞ。

はじめて、日本の選挙制度がまともに機能し=つまり国民の民度も上がったということだと思ったけど……。民主党、とんだハリボテというか、ヒデ-ことになってるな。

お前ら、本当にもういらない。自分たちで自分たちを、仕分けてくれ。


p.s.
それから、小沢一郎の何が悪いのか、ハッキリ言ってくれ。

誰も小沢一郎のどこが悪いのか、俺に教えてくれない。

2011年2月6日日曜日

大相撲は八百長と真剣勝負があいまった絶妙のシステム。八百長のどこが悪いのか、よくわからない。 それより捜査に関係ないメールのリークのほうが問題だと思う

【今日の一言】
マスコミは死んだ。いやもう随分前に死んでいた。



大相撲は、スポーツではありません。

でしょ? 相撲はもともと、お祭りでの奉納だったり、それが余興として人気が出て、きっと今に至るのだと想います。
(学校のクラブでの相撲やスポーツとして真剣に行われている競技相撲はスポーツですよ)

本木雅弘

だから今の大相撲もスポーツじゃないですよ。だから本質的には、八百長は絶対駄目、とかそういうのではなくて、真剣勝負とエンターテインメントの狭間で、観客を喜ばす、上手なよくできたシステムだったのです。
だって、力士がチョンマゲ結っていたり、浴衣を着たり、立会前にいろいろなアクションをしたりするのは、全部が、神事とエンターテインメントを完成させるためのもの。雰囲気づきりなのですよ。
だから私たちは、相撲は国技だと思い、日本古来から行われている神妙なもので、真剣勝負のようなものを楽しむもの、としていたのです。
全ては、上手に完成されたシステムなのですよ

特に取り組みに関して言えば、真剣勝負をしている力士もたくさんいるし、予定調和の取り組みをしている力士もいるのです。予定調和取り組みも、真剣に見えるようにちゃんとやってると思いますが。

だから私は、改めて、大相撲における八百長のなにが悪いんだ、と言いたいのです。

もちろん、星をお金で買ったり売ったり、ノミ行為と連動した八百長は、良くない八百長だと思いますが、7勝7敗で千秋楽を迎えた相手には、こちらの都合が合うときは、上手に負けてあげる、ということはまあ、見て見ぬふりをするというか。
みんなで、真剣勝負的なものを楽しんでもらうために、ある程度の八百長があることは、誰もが知っていることでしょ。

さらに言えば、地方巡業の取り組みなどは、正直、横綱の取り組みまで、全部決まりごとの中で行われていると思います。
なぜなら、地方巡業でケガでもしたら大変ですから。地方巡業はエンターテインメントに徹しているんだと思います。
僕はそれで正しいと思います。

新聞社だって放送局だって、したり顔で「『真剣勝負』を見るために、お客さんは国技館に足を運ぶんだ」とか言ってますが、本気で言っているとは思えない。知ってるくせに何、いい子ぶりっ子してんだよ、って。本当に日本のマスコミって、バカで嘘つきだな、と思います。大新聞社や放送局の言うことは、何も信じられません。
また、この八百長騒ぎを批判している民主党は自民党や公明党とかの政治家も、先ずは自分から八百長はやめようぜ、と言いたいのです。
政治の世界の八百長がいやだったから、民主党に投票した人も多かったと思うのですが、結局、詐欺でしょ、みんな。自分たちの八百長を何とかしろよと。マニュフェストを破ったら、即、議員を辞任してから、大相撲を批判してください。

ちょっと話を戻しますが、とにかく大相撲はスポーツではありません。
相撲がスポーツなら、チョンマゲは必要ないでしょう。あんなに全裸に近い姿でやる必要ないでしょう。何より、スポーツなら体重別に勝負を争うべきでしょう。
また、客も客ですよ。
枡席に座って、焼き鳥をつまみに日本酒とか飲んで、ちょっと酔っ払って「しっかり取れよ」とか叫んでるわけですから、これは真剣勝負の格技としてのスポーツを見る態度じゃないでしょう。柔道の試合で、そんな観客、いますか?
(プロフェッショナルベースボールやサッカーはちょっとちがいますが)

なんども言いますが、大相撲は素晴らしいシステムだったのです。日本古来のオリジナリティっぽいものを楽しみながら、神事的な神妙な雰囲気にも触れながら、男丈夫立ちのガチンコ=真剣勝負としか思えない立会いにエキサイトする。
このような、ある種のファンタジー空間を作って楽しんでもらうシステムなのです。

だから、
大相撲に八百長の取り組みがあった、なんて、それを追求するような、野暮なことを言ってはいけません。
石原慎太郎東京都知事のように「そんなもんだろ、騙されて愉しめばいいんだよ」というのも、事実ですが、それを言うのも野暮です。

今回の大相撲の八百長騒動、一言で言えば「それを言っちゃあ、お終いよ」
ということなのです。
私たちは、大相撲の絶妙なシステムを、楽しむべきなのです。

それから、相撲は国技、と言われていますが、正直、国技ではないでしょう。
誰が、大相撲の世界に、マーケティング、あるいは商売に長けている人がいて、国技ってしちゃったんだよね。
そのへんも、僕は、絶妙だと思います。

それより、問題にするべきは、メールによる別件逮捕的なことといいますか、
相撲賭博で押収した携帯電話のメールを、警察が勝手に、リークしたことです。
これって、やばいでしょう。
そんなことを許していいのですか?プライバシーの侵害じゃないの?
警察の横暴だし、警察から連絡を受けた省庁もそれを平気でリークしていいの?
どうしてマスコミは、ここを問題にしないのだろう?
このメールが、嘘だったらどうするんだろう。八百長もしていないのに、今回名前が出てしまった力士はどうなるんだろう。
こんなことがあっていいのだろうか?
プライベイトが守られるべきこの国で、基本的人権が守られるべきこの国で、推定無罪の原則が守られるべきこの国で。

大相撲の八百長より、問題にされるべきことは、警視庁によるメールのリークだし、関係省庁によるこのメールの公開なのだよ。どうなの、マスコミ?
しっかり機能してくれよ。これじゃ日本国にはプライバシーがなくなるぜ。