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2011年3月21日月曜日

今まで電気を使い倒してきたのに、東京電力に文句言うな、という論旨はおかしいと思う

【今日の一言】
「一人一人が、エネルギー問題を真剣に考えて行動しないと」


福島第一原発で、命をかけて防御してくれている方々には、頭がさがるどころの話ではない。
ヒーローだ。本物のヒーローが現れたと思っている。
賞賛してもしきれない。尊敬してもしきれない。消防の方も、自衛隊の方も、東京電力の方も、その関連会社の方も、現場に踏みとどまり命をかけている方々、全ての方がそうだ。

サンドウィッチマンの伊達みきお氏のブログに以下の記述があります。

「記者会見で、追及ばかりされる人達が可哀想過ぎる。大人がテレビカメラの前で号泣するって、よっぽどの事ですよ。
今まで散々ありがたく電気を使ってきたヤツが偉そうに上から何言ってんだって。
ちなみに、福島原発で作られる電力は全て首都圏に送られています。」
(参照URL http://ameblo.jp/mikio-date/entry-10835688609.html)

前後の文脈も読んで判断擦る必要がありますから、ぜひ読んでいただきたいのですが
私は、この意見は、明らかに間違っていると思います。

伊達さんは、このブログの他の部分で、現場に残って復旧作業をしている人たちを讃えています。私も讃えます。
しかしこの部分には反対です。

なぜなら、「どんな災害が来ても、絶対大丈夫。大きな地震が来たときは、原発に避難してください」
と東京電力はアナウンスして、原発をつくり続けてきました。
行政もそうです。国会議員も多くが、同じ論旨で原発を推進してきました。

福島から首都圏に電力が供給されている、って言われても、
それは東京電力と行政が決めたことです。そこを間違ってはいけないと思います。
そこまで安全というならば、本当に東京に作ればいいのですから。
どう考えても、どこかに嘘がある。

今回の災害と、福島原発の人災が一段落したら、
被災地の復興(福島原発の周囲も含む)とともに
東京電力(その他の電力会社も)と行政、国会議員などを糾弾するべきでしょう。

記者会見で、追求するのはおかしい、という意見ですが、記者会見は、追求の場ではないので、それはそうとも言えるのですが
ある時、東京電力は明らかに「想定外の、未曽有の災害に襲われ」と、一部の責任を放棄する発言をしていました。
あの時は、追求されるべきです。「どんな災害がきても」と公式にアナウンスして原発を作って稼働させてきたわけですから
想定外とか、未曽有という論旨は、東京電力や行政、そして賛成してきた議員たちは、使う権利は全くありません。

東京電力と行政、そして賛成していた議員たちは、結局、いろんな人を騙して、原発を進めてきたのですから。

もちろん、言われるままに、原発から供給されてきた電力をダラダラと消費していたサイド(例えば私)にも問題はあります。
もっと、節電するべきだったし、東京電力や行政、賛成する議員たちに、しっかり意見するべきでした。

これからは、もう、知らないでは済まされません。一人ひとりがしっかりと、エネルギー問題を考えないと生きていけない時代なのですね。

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