お買い物は楽天で

ページ

2011年6月16日木曜日

心って、何だろう。 少林寺や、地理や、催眠や、ヨガや、忍術を習って。そしてコピーライター。……その1

【今日の一言】
心のままに書いてしまった。


あれは20代の後半だったでしょうか。
僕は、新宿の西口公園の近くのお寺で、忍術を習っていました。

というと、「またまた面白いことを……」となかなか信じてもらえないのだけど、ほんとうの話です。

師匠は初見良昭。日本よりも海外で有名な方で、マジ、強かった。今もご存命です。
(初見良昭氏に関してはこちらクリックしてください。)

と、ここまで書いて、自分の中でヤバいと思い始めてきました。心の話を書こうと思ったのですが、初見先生のことを書きたくなってしまった……。

ええい、書いてしまえ、ということで、
僕が初めて初見先生を見たのは、テレビ番組。
『風のフジ丸』というアニメーションでした。
このアニメがまた、テレビの黎明期を象徴していて、原作は白土三平の『風魔の小太郎』というコミックなのですが、
白土 三平¥ 1,223
(この『忍者旋風』の2巻に収録されています)

藤沢薬品がスポンサーだったので『風のフジ丸』というタイトルに変更、テーマソングでも最後に♪藤沢薬品~~♫ と高らかに歌い上げるという、今では考えられないようなアレンジが行われていたのですが(ちなみに絵も白土三平ではない他の方。その事情はわかりません)、とにかくこの『風のフジ丸』が、僕はとても面白く、モノクロで四隅が丸いブラウン管にかじりついて見ていたものです。

『風のフジ丸』は30分番組だったのですが、最後の5分くらい実写の『忍術千一夜』というコーナーがあって、当時スーパースターの本間千代子が聞き手で、本物の忍者が実際の忍術を披露するというものだったのですが、その忍者が初見良昭先生だったのです。
手裏剣を投げたり、鎖鎌で獲物を切ったり(ちなみに鎖鎌は初見先生の得意とするもの)、その技に目を見張ったものです。

で、僕が大人になって、ある雑誌のライターをしていた頃、忍術を習っている人がいるから取材してこい、という命を受け、高輪の某所に伺ったら、その方の師匠があの『忍術千一夜』の初見良昭先生だということで、懐かしいやら驚いたやらで、私も即入会を決めたのでした。

その頃は既に少林寺をやっていて、なるほど、敵を肉体的に操作する技術は共通するところも多いなあ、と感じながらも、忍術の奥深さにノメっていきました。

その後、事情があり、新宿のお寺が使えなくなったということもあって、私の忍術修行は終わるわけですが、楽しい時間でした。

僕が35歳になる前に、テレビCMのロケで小林千登勢さんとパリへ行くことがあり、成田空港のラウンジで飛行機を待っていたら、そこに初見先生の一団が現れて、僕はすぐ先生に挨拶に行ったら「おお、元気にしているか」と優しい声をかけてくださいました。
なにやら、パリで忍術の催しがあるとのこと。日本より世界で有名なマスターですからね。
小林千登勢とマスターをそれぞれ紹介して、お互いにパリに飛び立ちました。

さて、「心って、何だろう」というテーマで書こうと思っていたのですが、思いがけず、忍術の話になってしまいました。

心って、ある種気まぐれですよね。だから、心のままに、書いてしまったということで。

次回は、もっと、心に迫りたいです。

0 件のコメント:

コメントを投稿