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2011年11月1日火曜日

沼田まほかる  「九月が永遠に続けば」を読んで。

沼田まほかる 「九月が永遠に続けば」(新潮文庫)を読んで

【今日のひとこと】
永遠に続けば、か。


沼田まほかるの名前を知ったのは、ラジオ番組のキラ☆キラにゲストで登場した瀧井朝世さんが、沼田まほかるさんと彼女の著作についての話を聴いたからです。
瀧井朝世さんに関しては飛び切り面白い本を紹介してくれる人、という説明にとどめておきます。彼女もとても興味深い女性なのですが。


瀧井朝世さんは、キラ☆キラでは、「猫鳴り」を紹介していました。が、

沼田 まほかる¥ 550
これは僕は読めません。我が家に猫ちゃんがいて一緒に暮らしているので、猫鳴りは読めないのです。

そこで、別の沼田まほかるさんの作品を読んでみました。
「九月が永遠に続けば」。


「九月が永遠に続けば」に関しては、恋愛小説と評する人もいれば、官能小説だ、という人もいる。ミステリー、ホラー、いろいろ言われていますが、僕が感じたのは、純文学だな、こりゃ。ということです。

結構、純文学なんですよ 、「9月が永遠に続けばいいのに」は。僕はそう感じました。
好き嫌いの激しい小説だと思います。面白い、という人と、全然ダメ、と評価する人といると思います。
僕は……面白かったです。何より、文章が独特の音楽を奏でているようでした。
東野圭吾さんの文章がJ-pop(例えばですよ)なら、沼田まほかるさんの「九月が永遠に続けば」の文章は、ブルガリアンボイスのような感じです。って、一人よがりの表現をしていますが。



ブルガリア国立放送合唱団

お薦めか? と尋ねられれば、1秒ほど間を置いて、お薦めです、と答えます。

この世界観は、一度体験するべきだと思います。
沼田まほかるさんの文章は、読んでおくべきだと思います。

沼田まほかるさんの「九月が永遠に続けば」。……お薦めです。

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