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2010年5月19日水曜日

メディアではなく、スペースという感覚   その2

さて、前記事では、テレビ業界の凋落とお父さんの役割について、書いたけど、今日は、メディアに対する考え方。

よく広告代理店の人は(というか私もそうなんですが)テレビや新聞、雑誌などを、メディア、と呼びます。
で、実は、メディアととらえる感覚が、時代とずれていると感じてしまいます。

テレビやラジオ、新聞、雑誌、これまで、広告媒体とされていたものは、もはや媒体ではないのです。
僕は、空間という感覚でとらえています。
まあ、昨今言われるソーシャルメディアという感じなのかもしれませんが、やっぱりメディアじゃないと思うんだよな。
メディアって、すごく偉そうな考え方ですよね。

私たちが持っているすばらしい情報を、メディアを通じて皆さんにお届けしましょう、といった感じ。
俺たちが作った情報を、メディアを通して発信し、大衆をコントロールする、といったイメージです。

テレビや新聞って、すごいよな、と大衆が感じていた時代はそれでよかったのです。ジャイアンツのナイターや水戸黄門が高い視聴率を誇っていた頃は、それはそれで、みんなそう思ってて、マスコミを信じていたわけですよ。
マスコミは憧れの存在的なところもありました。

テレビや新聞、大手の雑誌は偉い。大衆はそれらから発信される情報を、ありがたく拝聴する、これが日本の情報の流れの構造でした。

そして、新聞やテレビは、政治家や官僚、一部の金持ちに牛耳られ、本当かどうか知らないけど、上杉隆氏の週刊ポストの記事によると、官房機密費までマスコミは食らわされ、政治家や官僚に飼いならされ、そんな腐った権力に組み込まれたマスコミの情報を、大衆は鵜呑みにしていたのです。

が、時代は変わりました。

みんなで水戸黄門を見る時代は終わりました。ジャイアンツのナイターも見ませんよ。東京ドームもガラガラです。関係ない話だけど、野球は青空の下でやるもので、商業中心のドームの野球なんて、何も感じないですよ。

話を元に戻すと、時代が変わったとは、具体的にどういうことか。

それは、みんな、インターネットを手に入れた、ということです。

インターネットを手に入れた、特に最近のネットの世界では、情報の流れの構造がまったく変わってきています。
もう、権力に寄った情報だけを鵜呑みにする時代は終わったのです。

と、ここまで書いて、次の仕事に行かなければ行けなくなってしまった。
この続きは、また次のアップで。

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