なかなか面白かったですね。
何が面白かったかというと、
地上にいるアリスの考え方と行動。
地下のアリスは、別に
面白いとは思いませんでした。
あまりにもご都合主義だし
白い女王と赤い女王のコントラストが単純すぎる。
白い女王の吹き替えをした、深田恭子は最低。
でも、地上のアリスは面白い。
特に、穴に落ちて地上に戻ってからのアリスは見もの。
貴族社会に浴びせる言葉が気持ちいい。
貴族社会は何のアナロジーなのか、それは見た人しだい、というところでしょう。
吹き替えで見たので、気風のよさがその分割り引かれているのかもしれません。
もっと気風のいいアリスを見たかったのですが。
でも、地上に帰ってきたアリスは、本当にかっこよかったですよ。
ここのカタルシスはもっとたくさん感じさせてもらいたかったですけどね。
貴族社会というどうしようもない古い因習を前にして、
最後にかっこよく踊るアリスは、
伏線がしっかり効いていて、超かっこいいです。
このダンスを見るときが、一番のカタルシスかな。
話は大きく変わりますが、
今の時代、男性に経済的に依存して生きるのは、
女性にとってとてもリスクがあることだと思うのです。
確かに女性は、子どもを生んで育てなければなりません。
これはとても大切で大変なこと。
かつては、女性がしっかり産んでしっかり育てる、
男性が稼いでくる、という図式がひとつの家庭で理想的なモデルだったのかもしれません。
でも今は違う。
どちらが幸せな時代かは、僕にはわかりませんが、間違いなく、今は、女子もしっかり経済的に自立するべき時代なのです。
専業主婦のいかにリスクの高いことか。
アリス・イン・ワンダーランドは、これから社会に出て行く女子に、ぜひ見て欲しい一本です。
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脚本 リンダウールヴァートン
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ティム・バートンとジョニー・ディップのコンビといえば
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