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2010年6月30日水曜日

いろいろなことを考えるチャンス。ワールドカップ南アフリカ大会 『Sun City - Artists United Against Apartheid』

代表の活躍もあり、日本では盛り上がりましたね。ワールドカップ。戦前評では代表が活躍する可能性は少なく、全く世間的にはダメダメな感じでしたが、開けてみると、よかったですね。
カメルーンとデンマークを撃破して、グループリーグ突破ですよ。
何より嬉しいのは、サッカーへの興味が高まったこと。ワールドカップが終わってもJリーグとか盛り上がればいいな、と思います。
PKで決着がついた戦いについても語りたいのですが、今日は別の話です。


サッカーへの興味が高まることは素晴らしいとおもいます。それともう一つ、普段はあまり興味を抱かない世界の国のことを知るチャンスだと思います。
スロヴァキア、パラグアイ、セビリア、ガーナ……東ヨーロッパや南米、中南米、アフリカ、僕にとってはご縁の少ない国。地球儀を見て、せめて場所くらい知っておきたいなあ、と思います。
それから興味を持った国をさらに学んでいくと、きっと人生が豊かになっていくのでしょう。

そして、やはり忘てならないのは(誰も忘れないでしょうが)主催国の南アフリカ 。
南アフリカと言えば、アパルトヘイト。史上最悪の政策の一つ。
これがどんなものだったのか、どんな影響を及ぼしたのか、また現在及ぼしているのか、私達は知る義務があると思います。

そこで今回は、そのきっかけのひとつのとして、
『Sun City - Artists United Against Apartheid』
を紹介します。
って、偉そうに紹介しますと書きましたが、とにかく有名な歌です。

Sun Cityというのは、南アフリカのアパルトヘイト時代からある、これも有名なリゾートホテルです。
但し、白人専用の。
Sun Cityについては、ウキペディアのリンクを貼っておきますので、確認してください。
Sun Cityに関しては、ここをクリック

このSun Cityでは、夢のようなリゾートが展開されていたわけです。
上質のくつろぎや、お酒や食事、カジノでのギャンブル、ポルノ、そしてエンターテインメント。
ただし、これらが楽しめるのは、白人だけ。リゾートの外では、黒人たちが、今を生きることに苦しんでいるのです。
『Sun City - Artists United Against Apartheid』は、このSun Cityで行われている、現実を象徴的にとらえて、一般化した楽曲なのですね。

先ずは『Sun City - Artists United Against Apartheid』をユーチューブで見てください。

Sun City
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どうですか、『Sun City - Artists United Against Apartheid』。
実は、この文章を書こうと思って、ネットでいろいろ参考文献を見ていたら
この人ほど、正確にかつ熱く書けないな、と思ったサイトがあるので、紹介します。
このサイトです。但し、他の記事にはアニメ系のアダルトっぽいのもあるのでそのこともお知らせしておきますね

この方が書いていらっしゃるとおり、この楽曲がリリースされたのは1985年。
そうなんです。あの『We Are The World』と同じ年、数ヶ月遅れてのリリースです。
そしてこの方の考察は面白く、『We Are The World』はある種、偽善的なものを感じ、『Sun City - Artists United Against Apartheid』には協力菜メッセージを感じる、と言った主旨のことを書かれています。
私もまさにその通りだと思います。

ノーナ・リーヴスの西寺郷太さんが言っていましたが、
『We Are The World』から『Sun City - Artists United Against Apartheid』の楽曲を聴き比べると、既に時代をリードする楽曲は後者となり、前者で活躍していたアーティストの何人かは、勢いと輝きを失っていくことになる(マイケル・ジャクソンもその一人)のです。
確かに、明らかに曲が持つ雰囲気が違います。当時はまだヒップホップという名称は無かったですが、メッセージのメロディとリズムへの乗っけ方が明らかに変化してきたのがわかり、そういう意味でも、興味深い2曲です。

有名ですが、一応『We Are The World』もユーチューブのリンクをのっけておきます。


さて、ワールドカップ南アフリカ大会からの連鎖で、『Sun City - Artists United Against Apartheid』を紹介しました。

思えば、先進国と呼ばれる国達は、とても酷いことをやっています。イギリスとかスペイン、ポルトガル、ドイツ、ロシア、日本も、アメリカも。どの国も相当エグい犯罪国といってもいいでしょう。イギリスとか本当に酷いことをやってます。お隣のアイルランドのカソリックの人たちの人権と土地を剥奪したり、スコットランドの人たちをこき使ったり。
本当にひどいことをしています。現在の北アイルランド問題は、イギリスの植民地政策が発祥なのです。このあたり、少し歴史を調べると、結構厳しいのです。

サッカーの発祥の地はイングランド。そして世界でサッカーはプレイされている。
サッカーは、ボールひとつで世界の多くの人と楽しむことができる、それは素晴らしいスポーツだ。

でも、どのようにしてサッカーは、イングランドから世界に広まったのか。それを考えると、複雑な重いです。

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