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2012年4月29日日曜日

サンフレッチェ広島観戦記  4月17日 対川崎フロンターレ


サンフレッチェ広島、川﨑から勝ち点3をゲット。
【今日の一言】
強い、サンフレッチェ強い!

終わってみれば1対4での圧勝。そう簡単に風間八宏には勝たせません。

しかし、サンフレッチェ広島に問題が無かったかというとそうでもないのです。
それは前半に訪れた2回の決定的な危機。

1回目の危機は伊藤宏樹の抜け出しから決められてしまったゴール。

2回目の危機は、川﨑の選手(ごめんなさい、ちょっと誰かわかりませんでした)が、ペナルティーエリア近くでサンフのディフェンスを外し、ゴール前でフリーになってシュートを放った時。
これに対しては、西川が顔面?で止めるスーパーセーブで事なきを得たけど、このシーンは1点を取られてもおかしくない状況。ここで得点をされていたら、その後の試合展開はどうなったかわからなかった(まあ、サンフがさらに得点を重ねて勝ったでしょうが)可能性もあった、と思います。


ジェイズゴールの、風間監督のインタビューを見ると、
「 ゴール前で今日何回か出ていましたが、狭い中で相手を外す動きがまだまだできていない。実際、それでも3回か4回は今日はできたと思いますが、そのレベルではないレベルに持って行きたいと思っています」
と述べていますが、確かに、ペナルティエリア付近で、広島のディフェンスが簡単にかわされていました。

これはまずいでしょう。最前で述べた2回目の危機は、風間監督が言うところの「相手を外す動き」にやられていました。
(TSSの携帯サイトのインタビューを見ると、寿人をはじめ、選手はそこにを自覚していて、しっかり修正して行かなければと認識はしています。ホっと一息)

しかし、ハーフタイム以降は、寿人の後半早々の素晴らしいゴール(ミキッチが深く右サイドをえぐって、いつものような寿人へのピンポイントパス、からの寿人ビューティフルゴール)でフロンターレのハートをしっかりくじいたのか、あるいは、ハーフタイムミーティングでしっかり修正できたのか、
後半はこのようなピンチはありませんでした。(サンフのバーにあたったシュートを考えるとあと3、4点入ってもおかしくないゲームでした)



ハーフタイムで修正できなのならよし。

しかし、もう一度、このような攻撃に対して、しっかり守れるように、進化して欲しいです。


サンフレッチェ広島の圧勝、でも、進化への課題はあるのですから。

【それにしても】 その1
広島の攻撃は、オシム氏が監督をしていたころのジェフ市原千葉の感じがします。
ボールを高い位置で奪うと、最終ライン含め全員が相手のゴールに向かって押しかける。
見ていて気持ちいいのです。


【それにしても】 その2

ミカが強いのは、僕たちはよくしっています。一人で勝負もできるし、外に出ても、中に切れ込んでもスゲー。

でもこの前のビッグアーチでの名古屋線を思い出して欲しい。名古屋は今回のようにミキッチを自由にしてくれませんでした。それが普通だと思うのです。
川﨑のミカサイドのディフェンスは、それにしても……。

この分は、ある程度割り引いて考えないと……。

しかし、ミカも広島の誇りですね。

【それにしても】 その3
ジェイズゴールのフロンターレサイドの選手と監督のインタビューを読んでみると、危機感を感じない。
ジェイズゴールの編集方針なのかもしれませんが……。
大丈夫かなぁ。全てのチームが強くなっていくことで、サンフレッチェも進化していくのですから。

で、2ゴール決めた寿人のコメント。(ジェイズゴールから)
「 自分たちのペースになるまでに少し時間がかかりましたね。石原のゴールでこっちの形になったが、もう少し早く自分たちのペースに持ってこないとだめ。石原ももっと決めてくれると思う。4-1で勝てたのは素晴らしいが、もっとチャンスはあった。もっと決められました」
フォワードらしいコメント。

進化していってくれ、寿人、そしてサンフレッチェ広島!

2012年4月23日月曜日

佐藤寿人という男 広島の誇り 魂のストライカー



佐藤寿人は、とにかく凄い。
【今日の一言】
ビッグウエーブでの、選手のバスでの入場は、絶対見たほうがいい。


僕は生活の本拠地を、広島ではなく東京に置いています。
これまではなかなか広島に帰る機会もなく、帰ってもビッグウエーブへ行けるチャンスは殆ど無かったのですが、
4月21日の名古屋戦、はじめてのビッグウエーブ参戦だったのです。

せっかくなので、比較的早めに行っていろいろ楽しもうと思い、サンフレグッズを見たり、出店を見て回ったりしたのですが、
選手のバスが入るときに、サポーターで旗を振って応援する、というので、これは参加しなきゃ、と思い列に入ったのです。

応援歌などを練習しながら待つこと約20分。選手を乗せたバスがスタジアムに入って来ました。

一段と盛り上がる応援。バスが目の前を通り過ぎます。バスの中の選手たちの反応は様々。

外は見ないようにしている選手もいれば、サポーターに手を振る選手も。


そして最後に……一番後ろの右側に座る佐藤寿人。

その寿人の表情を見た時、僕は涙が溢れてきそうになりました。

寿人の「表情」という言葉では、表現できていないのはわかっています。
それでも、適切な言葉を僕は知らないので、表情という言葉を使わせてもらいます

寿人の、サンフレッチェ広島への想い、サポーターへの感謝、広島という人と場所との巡り合い……。
全てを呑み込んで、みんなの想いを力にして、必ず勝利をつかむ、という表情。

そこには気負いもなく、緩みもなく。
しかし、その表情には、絶対的な力強さと大空のような大きさを湛えている。

このような表情を、僕はどこかで見たことがあると思いました。

東大寺戒壇院の四天王のうち持国天と多聞天。
寿人は戦いに挑む前には、まるで天部のように力と魂を高めているのです。

あの佐藤寿人の表情を見るだけで、僕は勇気をもらったような気がします。

江戸時代、市川團十郎は舞台から睨みを利かすだけで、疫病を追い払ったといいますが
佐藤寿人も、まさにそのような力を持った表情でした。


僕は、これからもずっと、佐藤寿人に勇気をもらい続けるでしょう。
だから、僕は、心をこめて、寿人を応援します。

佐藤寿人は、僕たちの誇りです。

 ⇓ 絶対読むべし! 佐藤寿人の特集も素晴らしいけど、森脇と千葉の対談は大爆笑!!


サッカーマガジン 2012年 5/1号 [雑誌]


ベースボール・マガジン社 (2012-04-17)


2012年4月22日日曜日

サンフレッチェ広島、このままで優勝は難しい、だから……昨日(2012年4月21日)の対名古屋グランパスのゲームから。


サンフレッチェ広島が優勝するために。
【今日の一言】
やはり森崎浩司は、凄い!!


昨日の対名古屋戦について。

ストイコビッチ監督は「 ゲームを支配したのは我々だったし、うまくコントロールもできた 」というし、森保監督は「 自分たちの方が決定的なチャンスはつくっていた 」と主張している。


僕は昨日は、ビッグアーチのバックスタンドの中段から観戦していましたが、45%対55%くらいの割合で、少しだけ名古屋の方が歩がよかったかな、というのが、偽らざるところです。

ピクシーが言うほど、名古屋はゲームを支配してはいなかったし、ポイチが主張するほど、サンフレッチェの方が決定的なチャンスが大方わけでもない。広島もそこそこゲームを支配していたし、名古屋も決定的チャンスが広島くらい多かった。
つまり、引き分け、という結果は妥当なものだと思います。



しかし、これからのことを考えると、サンフレッチェ広島のファンとしては、安心していられません。
今年はなんとしても、サンフレッチェ広島に優勝して欲しいので(なぜなら、その可能性があるので)
いくつか気のついたところを書かせて頂きます。

今年のサンフレッチェのゲーム運びの特徴は、独特の攻撃スタイルに加えて、ディフェンスの戦略をしっかり叩き込んだことです。
だから守備がよくなっていて、攻守のバランスとれていること……。
でも、それは本当でしょうか?

僕が昨日の名古屋戦を見る限り、攻撃が弱いです。


この攻守のバランスだと、上位のチームから勝ち点3をコンスタントに奪うことは難しいと思います。
失点のリスクは少なくなるかもしれませんが、得点の可能性が低くなると思います。
これでは5位くらいにはなれるけど、優勝はできないでしょう。
印象として、攻撃時の人数が少ないように感じました。(僕はプロではなので、印象で話をさせてください)

ところが昨日の、ある時点から、サンフレッチェの攻守のバランスが一気に整います。
そしてそこから決定的チャンス、あるいは決定的チャンスが作れるんじゃないか、という感じがいきなり多くなります。

それは後半37分。森崎浩司がピッチに入ってから。

そこからは一気に広島の攻撃がファンタスティックになりました。時間もなかったので鬼気迫るファンタスティックと言った感じでした。

ある意味、森脇良太の奇跡の一発は、必然的な一発だったと思います。

やはり森崎浩司はすごいのです。今の広島には、欠かせない選手。

しかし、僕がここで言いたいのは、広島が今やならければならいのは、森崎浩司が入ってからのサッカーです。
後半37分からのサッカーです。

森崎浩司は素晴らしいし、だから彼を使え、とか、次の世代を育てろとか、そういうことを言いたいのではなくて、
そこに理想のサンフレッチェ広島のサッカーを見た、ということがいいたいのです。

攻守のバランスが、両方共高度なレベルで取れた、センチメンタルなサッカー、それがサンフレッチェ広島のサッカーなのです。

僕は、サンフレッチェの選手は全員好きです。みんな好きです。
だから、全員で、理想のサンフのサッカーをみがきあげて欲しいのです。


次節の川崎フロンターレ戦は、どこまで広島がやるべきサッカーができるのか。この1週間でどこまでレベルアップできるのか。

今の広島ならできると思います。

さあ、優勝するぜ、サンフレッチェ広島。みんな、ビッグアーチに応援に行こう!